ご主人の書斎スペースには、大容量の本棚を造り付け。間仕切り壁の穴はコミュニケーションも促す
家族のつながりを大切に
子どもの未来が見える家
大きく開放的な吹き抜けと、高窓からリビングに注ぐ柔らかな陽射し、どこにいても家全体のことが感じられる一体感のある家。思い描いていたとおりの家づくりができたのは、3年に及ぶ住宅めぐりの中で得た知見とイメージを、「北海道ハウジングの森木さんが形にしてくれたから」だと、Nさんご夫妻は振り返ります。
子育てがはじまり、収納が少ない・玄関が狭い・仕切りが多いなど、住まいに不便さを感じるようになったご夫妻。何よりも子どもの動きを制限せざるを得ない不自由さに家づくりへの決意は深まるばかり。そんな中、理想の家づくりを実現してくれる、地域の工務店を探してたどり着いたのが北海道ハウジングでした。
設計を依頼すると「リクエストが全部図面になっていました」と話す奥さん。家族みんなでゆっくり過ごせる広いリビングとそのリビングからの階段、そして子ども部屋の広い共用のロフトなど、もっとも大切にしたのは家族のつながりです。「住宅をたくさん見て、しっかり勉強されて、プランもイメージもご夫妻で十分話し合われていましたね」と森木さん。言葉で伝わらない部分は、奥さんがイラストを描いて渡し、形になりました。
Nさんご夫妻は、高窓から覗く夏の青い空の素晴らしさに、マイホームを持ったことを実感。この冬は、どの部屋も同じ温度という、高い断熱・気密性による快適さを体感しました。春からは、広い庭の外構工事を始める予定。畑や花壇、遊び場づくりなど、家族みんなで考えつくっていく楽しみが待っています。
DATA
■建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 132.90㎡(約40坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルトシングル、外壁/塗壁 テラコート、建具/玄関ドア:鋼製断熱ドア、窓:樹脂サッシ
<主な内部仕上げ> 床/無垢フローリング、壁/珪藻土・クロス、天井/クロス
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B2)120㎜、床下/押出法ポリスチレンフォーム(B2)50㎜、壁/高性能グラスウール16㎏210㎜、屋根/ロックウール30㎏350㎜
□暖房方式 1F:床下放熱・温水パネルヒーター
■工事期間
平成29年4月~7月(約4ヵ月)
キッチンからリビングを望む。高窓からの採光がリビングの隅々まで届く。左側の壁面飾り棚は奥さんのイラストが参考になったもの
キッチンからシューズクロークまでの回遊動線。手前左側にパントリーなどが設置され機能的なキッチン
ユーティリティには、洗濯用のボウルも設置。下着類などの収納スペースもたっぷり設けた
リビングの一角に立つと家全体が見渡せる。天井の高さが抜群の開放感を生み出す
リビング階段と、書斎スペースを仕切る穴あきの壁
2階の広いフリースペースは、子どもたちの自由な遊びや学習、奥さんの家事作業にと大活躍
2階の子ども部屋は約20㎡。子ども3人を想定し、3部屋に仕切られるようになっている。寝床は天井高を利用した広いロフト
シューズクロークは、大人5~6人分のコートと靴などを余裕で収納できる広さ
白とナチュラルブラウン色を基調とした玄関