日本の伝統的なデザインの良さを生かした真壁造り風のリビング・ダイニング。床はナラ無垢材で、ダークブラウンの自然塗料を2度塗りし、落ち着いた雰囲気を演出した
土間リビングを備えた
古民家風アウトドア住宅
結婚以来、築30年超の借家で暮らしていたHさんご夫妻。3年前の第一子誕生を機に「健康的で暖かな住まいで子育てをしたい」と決意。約120坪の宅地を購入し、北海道ハウジングに新築を依頼しました。
「木を生かした自然なテイストが好みにぴったりで、性能面も非常にしっかりしているので、安心して新築をお任せできると思いました」と、Hさん。夏は登山、冬はスキーを楽しむご夫妻が希望したのは、「真壁造り風のデザインを採用し、庭と室内がつながるアウトドアな家」でした。「北海道ハウジングは、家づくり初心者の私たちにも分かるよう、構造から丁寧に説明しながら、たくさんの楽しい提案をしてくれました」と、Hさんはプランづくりを振り返って語ります。
2018年10月、ご夫妻のこだわりが詰まった新居が完成。木部を落ち着いたダークブラウンで整えた住まいには、テラスや庭につながる土間リビングが設けられ、Hさん念願の薪ストーブが据えられました。また、料理好きな奥さんが「私の部屋」と語るキッチンは、広々とした独立型。「シンク前の大きな窓から庭を眺めながら家事ができ、造作作業台も使いやすいです」と、奥さんは満足そうに微笑みます。
2020年夏には長くプランを温めていた庭やガレージも完成しました。「ようやく思い描いたわが家の輪郭ができました。これから、ゆっくりDIYを楽しみながら、さらに理想のわが家に近づけていきたいですね」と、Hさんも嬉しそうに話してくれました。
DATA
■建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 122.96㎡(約37坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/ファイバーグラスシングル(リッジウェイ)、外壁/道南スギ、建具/玄関ドア:鋼製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(一部トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/ナラ無垢フローリング、壁・天井/クロス
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ポリスチレンフォーム(B3)100㎜、壁/高性能グラスウール16㎏210㎜、屋根/吹込ロックウール350㎜
□暖房方式 薪ストーブ・エアコン
■工事期間
平成30年6月~10月(約4ヵ月)
キッチンには、奥さんお気に入りのクラシックな食器棚に合わせて設えた家事コーナーも
ダイニングに隣接しながら、独立性を持たせたキッチン。シンク前に庭を眺められる大きな開口を設け、背面には大きな作業台を造作
Hさん宅の主暖房は、1階土間の薪ストーブ。高断熱・高気密なので、階段から上昇してくる熱だけで2階全体も暖まる
2階階段ホールの一角には、造作のカウンターと書棚を備えた書斎コーナーがある。将来は、子どもの学習スペースとしても活用する予定
2階の子ども部屋は、広々としたワンルーム仕様。子どもの成長に合わせて、2つの個室にできるよう設計されている
土間リビングは、玄関、テラス、庭へと動線がつながり、Hさんの望みどおり「内と外が一体となったアウトドアな家」になった
新居の玄関前には、この夏、去年からプランを温めてきたカーポートが完成
北海道ハウジングの提案で実現した、土間リビング直結のテラスはそのまま、この夏に完成した庭に続く。芝生中央には、バーベキューができるよう枕木を敷いた
テラスには雨や陽射しを遮る長い庇も設けられ、家族の憩いの場になった