Story家づくりのストーリー

何度も通って話を聞いた親身な姿勢が嬉しい

　山や畑が広がる自然豊かな環境で四季の風景を感じながら、自然素材を使ったぬくもりある家で暮らしたい。Tさんには昔から具体的に思い描いていた理想の家がありました。長年夢見ていたわが家を建てようと思ったのは、2人の子どもにも恵まれた頃。将来の転勤も視野に入れ、東川町で土地探しを始めました。「田園風景が広がる東川町のロケーションがとても気に入ったんです。隣に家が建つのが嫌だったので広めの敷地で、山が見えることを条件に土地を探しました」。
　それと同時に工務店探しのためにあちこちのモデルハウスも見学。週末は当時住んでいた富良野と東川を行ったり来たりの生活でした。そんな中でふと立ち寄ったのが、北海道ハウジングが美瑛で行ったオープンハウスです。「ハウスメーカーのモデルハウスはどれも同じような雰囲気で、ぴんときませんでした。ですが北海道ハウジングの家はこれまで見たものと全く違って、無垢材や珪藻土など自然素材をふんだんに使い、求めていたのはこれだと感じたんです」とTさん。早速その場で話を聞き、その後は何度も事務所に通って親交を深めていきました。
　「まだ建てることも決まっていないのに、お風呂は露天風呂のようにしたい、薪ストーブもつけたいと夢を話したら、それらを真剣に聞いて『いいですね』と言ってくれて。この人たちなら自分の理想の家を分かってくれると思いました」。そしてグリーンヴィレッジ・東川のオープンハウスを見学した時に「こういう家に住みたかったんだ」と感じたことが決定打に。家づくりをお願いすることになりました。

理想だけど完成じゃない住んでからも広がる夢

　田園地帯の中にある眺めのよい450坪の土地も手に入れ、いよいよ家づくりがスタート。薪ストーブと土間があるリビング、珪藻土や無垢材、レンガなど自然素材を使った内装、庭や田園を見渡せる広いウッドデッキに、山を見渡す2階のフリースペースと、思い描いていたことを次々に具現化していきます。
　そして何よりこだわったのがお風呂。正方形の浴槽に、田園を眺められる大きな窓。窓際に寝そべって景色を眺めたいというTさんの要望も叶えられた、ゆったりとした造りです。壁にはスギ板を張り、天井はヒノキ。天然木の香りが浴室内に広がります。「温泉の貸切露天風呂のイメージです。黄金の稲穂が実る田んぼと夕焼けを眺めながら入ったり、電気を消して星空を楽しんだりしています。浴槽にお湯を入れると木の香りがさらに引き立ち、温泉旅館のようですよ」とTさんも大満足の仕上がりです。
　完成からひと夏を越しての住み心地は満点とのこと。高断熱・高気密の家は、夏は涼しく、春と秋の端境期にも寒さは感じず、家自体の性能の良さを実感しています。これから本格的な冬を迎え、いよいよ薪ストーブの出番だと楽しみにしているようです。
　「建ててからも長いお付き合いができるのが地元工務店の強み。完成後も何かあれば様子を見に伺います。Tさん宅は住んでからの楽しみが多い家なので、行くたびにお子さんの成長や暮らしを満喫している様子が見られて、こちらも嬉しいですね」と、北海道ハウジングの森木社長。夏には「ピザ窯をつくりたいんです」とTさんから相談を受け、アドバイスをしたそう。些細なことでも相談できる関係です。
　「やりたいことがたくさんあって時間が足りないくらいです。住むほどに楽しみが増えていきますね。北海道ハウジングさんと出会ったから実現できた家。これからもこのご縁を大切にして、お付き合いしていきたいです」とTさん。ご一家の暮らしはますます進化しそうです。