落ち着いた雰囲気に仕上げたダイニング・キッチン。腰壁のタイルが、白を基調にした空間に温かみを与える
子育ても日々の暮らしも大切に考えた
ストレスフリーな家
4年前に授かった初めてのお子さんをのびのびと育てたいと、新築に向けて土地探しを始めたTさんご夫妻。「インターネットで売地をチェックしながら、職場で評判の良い地元の工務店の情報もリサーチしました」。ご夫妻が思い描いていたのは、厳しい旭川の冬を快適に過ごせる住宅性能を備え、木の温もりあふれるナチュラルな空間。「そのイメージをカタチにできる依頼先を、デザインと性能の両面から検討しました」と言います。
そして、ご夫妻が選んだのが北海道ハウジングでした。「代表の森木夫妻の絶妙なコンビネーション、センスの良さ、北海道らしい素材使い。ここなら私たちのイメージを具現化してくれると思いました」と、奥さんは話します。
2020年4月、新居が完成。吹き抜けを設けたリビングと対面式キッチン、お子さんの昼寝や遊び場に大活躍の小上がりが間仕切りなくつながる1階は、明るく開放的な雰囲気。「新築から1年後に双子を授かり、ますます賑やかになりました。どこにいても、子どもたちに目が届くので、とても助かっています」と奥さん。
プラン作成時に住宅性能にもこだわったおかげで、5.4mの吹き抜けを設けていても、室内は夏涼しく、冬は暖かです。「そして、森木代表の提案で採用した見せ梁とスポットライトが、吹き抜け空間のアクセントになりました。性能もデザインも100点満点。思ったとおりの住まいができました」と、Tさんは満足そうに話してくれました。
DATA
■建築データ
構造規模 木造(新在来工法)・2階建て
延床面積 144.50㎡(約43坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/塗壁 一部金属系サイディング、建具/玄関ドア:鋼製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(一部トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/ナラ無垢フローリング、壁/クロス 一部珪藻土、天井/クロス
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/ポリスチレンフォーム(B2)160㎜、壁/高性能グラスウール16㎏315㎜、天井/ロックウール400㎜
□暖房方式 セントラルヒーティング(床下放熱器・パネルヒーター)
■工事期間
令和元年12月~令和2年4月(約4ヵ月)
キッチン背面収納の一角にはカウンターを設えて、奥さんのワークスペースに
ナラ無垢の温かな木目が素足に心地よいリビングには、高い吹き抜けを設けた。2面の採光窓からは空の移ろいも楽しめる
LDKに隣接して予備室を兼ねた小上がり式の和室を設置。椅子代わりに座るのにちょうどいい高さに設えられている
干して、乾いた下着やパジャマをしまう収納スペースも設けたユーティリティ
2階には、Tさんが学生時代から集めてきた本やCD、オーディオ機器をまとめて収納できるライブラリーが設けられている
大きなファミリークローゼットを備えた2階寝室。ヘッドボードの上には、間接照明を仕込んだ棚を造作
2階の階段ホールは多目的に利用できるよう、スペースを広く取った。間仕切り壁などを設えれば、子ども部屋にも変更可能
造作仕様の洗面は、玄関ホールに隣接してレイアウト。帰ったらすぐに手洗いができる
土間続きにシューズクローゼットを備えた玄関ホールは、すっきりとした佇まい。北海道ハウジングの提案で、玄関ホールにも明かりが届くように和室との間仕切り壁にガラスブロックを入れた
玄関前に木製ルーバーを採用したカーポートを設置し、冬の暮らしやすさを実現